2016年2月3日水曜日

欧州電子図書館ポータルサイト(アーカイブ)、ヨーロピアナさんのブログで紹介して頂きました。

↑さかきではありません(笑)が、

こんにちは、さかきです。

先日、ヨーロッパの電子図書館ポータルサイト「Europeana(ヨーロピアナ)」さんからインタビューを受けまして、個人的に進めてきた軍服イラストシリーズ「失われた帝国のためのアートワーク」を取り上げて頂きましたのでご報告致します。

Japanese artist creates original military artwork inspired by European



ヨーロピアナは欧州連合加盟国(一部非加盟国含)のデジタルアーカイブを集める機関(アグリゲーター)です。3~4年前にヨーロピアナさんのウェブサイトへ偶然たどり着き、その膨大なアーカイブに感動し、サイトを開く度に閲覧を楽しんでおりました。twitterにもアカウントをお持ちであると知ってフォローさせて頂いたのも、ウェブサイトを知った時と同時期でした。眺めているだけでわくわくしていたので、正直秘密にしておきたいなあと思っておりました(笑)...が、昨年の11月にヨーロピアナさんからメールを頂いたのでした。

古い肖像写真をモチーフにした「失われた帝国のためのアートワーク」を描こうと思ったきっかけは、文通相手のスロヴェニアのTさんが見せてくれた彼の曾祖父さんの写真でした。Tさんの曾祖父さんはグラーツに拠点を置くオーストリア=ハンガリー帝国陸軍騎馬砲兵連隊の下士官(恐らく)で、連隊長の副官をしていました。その姿が格好良い事と言ったら!

気になり始めたので、オーストリア=ハンガリー帝国の制服をあらためて調べました。古い時代の軍服(野戦服は地味目だけど)ってこんなにユニークでカラフルだったんだと、まるでファッションショーを見るように本を見、当時のフィルムを見、歴史映画を見、ヨーロピアナさんや他のデジタルアーカイブに集められた古い写真を眺めました。

そうこうするうちに、2014年には第一次世界大戦100周年を迎え、海外の歴史家の友達が記念式典や行事に参加したり本を出版したりする様子を連日のように見聞きしました。忙しいとはいえ、楽しみながらプロジェクトに取り組む彼らを見ていると、私の心にも自然と戦没者追悼の気持ちや、失われた帝国(王国)へのノスタルジーが大きな波のように押し寄せてきて、どうしても描きたくなってしまいました。(参照

こういった個人的なプロジェクトを取り上げて頂き大変嬉しく思います。見つけて下さったヨーロピアナのアレクサンドラと見守ってくださった皆さまに感謝いたします。


さかきくみこ

English version article

イラストレーターズ通信にお知らせ書きました。

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